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幸水はどんな梨?幸水の特徴や旬の時期、由来について解説

幸水はどんな梨?幸水の特徴や旬の時期、由来について解説

日本で最も多く栽培されている梨、「幸水」。味、香り、食感、どれを取っても良質で、長年にわたり日本人に愛されてきた、梨の最高峰といえる品種です。

今回は、そんな幸水の特徴について紹介します。幸水とは一体どんな梨なのか、人気の理由はどこにあるのかなど詳しく解説するので、ぜひチェックしてくださいね!

幸水とは?

幸水とは、日本梨の人気品種で「豊水」、「新水」と共に「梨の三水」と呼ばれています。また、実は梨には多くの品種が存在していて、幸水はその中でも生産量トップを誇る、日本一人気の梨です。

まずは、そんな幸水の特徴や主な産地などについて見ていきましょう!


特徴

幸水は梨の中でも赤梨という種類に分類される品種で、皮の表面には赤梨特有のつぶつぶ模様が多く見られます。赤梨は、熟すと茶褐色に染まるのが特徴ですが、幸水は黄緑色っぽく染まります。

また、幸水の味わいは、甘さの中に程よい酸味も感じられ、梨らしい爽やかな風味を感じられるのが特徴です。果汁もたっぷり含まれており、残暑の季節に嬉しい、みずみずしい食感も楽しめますよ。

主な産地

幸水は全国各地で盛んに栽培されており、産地は北から南まで広範囲に及びます。幸水の主な産地とシェア率は、以下の通りです。

  1. 千葉県 23.14%
  2. 茨城県 11.18%
  3. 福島県 6.95%
  4. 栃木県 6.9%
  5. 埼玉県 6.21%

幸水の生産量1位は千葉県で、全国シェアのうち約23%を占めています。次いで2位は茨城県で、全国シェアは約11%となっています。

このように、幸水は主に関東で栽培されています。また、南側では福岡県や佐賀県などの九州地方、北側では新潟県や富山県などの北陸地方が主な産地となっています。

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※2023年7~9月のデータ

旬の時期

幸水は梨の中でも早生で、比較的早い時期から出回りはじめます。特にハウスものは、早ければ7月上旬頃からスーパーなどでも見かけます。最も出盛りの旬の時期は、8月上旬から中旬にかけて。

幸水は収穫時期が短く、露地ものはあまり長い期間出回りません。しかし、北の産地ほど収穫時期が遅い傾向にあるため、主に関東圏では産地を変えながら、9月頃までは購入できる場合もあります。

歴史

幸水は「菊水」と「早生幸蔵」の交配により、農研機構果樹研究所で誕生した品種です。昭和16年頃から開発がスタートし、昭和34年に品種登録されました。幸水という名前は、親である早生幸蔵と菊水から1文字ずつ取って名付けられました。

また分類としては赤梨に属する幸水ですが、菊水は「二十世紀」という青梨を親に持ち、幸水の黄緑がかった色味は、二十世紀の性質が受け継がれているのではないかといわれています。

値段

幸水の値段は、時期によって大きく変動します。スーパーなどで見かける幸水は、平均して1個あたり200円~300円程ですが、7月上旬など他の梨がまだ出回っていない時期では、1個あたり500円前後することもあります。

また贈答用など特に品質の良い幸水は、3kg(6~10玉入り)あたり5,000円~6,000円が相場となっています。

他の品種とどこが違うの?

幸水は他の梨と比較しても、果汁が多く非常にジューシーです◎

同じく人気品種の「豊水」と比べ、大きさや果肉の柔らかさでは劣るものの、シャキシャキとした心地よい歯ごたえがあり、口いっぱいに広がる甘いジュースは、梨の醍醐味ともいえる魅力です。つまり、幸水の持つ最も大きな特徴は「梨らしさ」であり、多くの人が思い浮かべる梨の美味しさを最大限に感じられる品種といえます。

日本でも有数の梨の産地として知られる新潟県に拠点を置くJA新潟かがやきでは、幸水をはじめ多種多様な梨を旬の時期に合わせていち早くお届けしています。梨は品種ごとに味や食感などの特徴が異なり、それぞれ違った美味しさを楽しめます。梨のシーズンに品種どうしの食べ比べを試してみたい人は、ぜひJA新潟かがやきの公式ホームページをチェックしてくださいね!

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※2023年7~9月のデータ

幸水の美味しい食べ方・調理方法は?

限られた時期にしか出回らず、お値段的にも決して安くなはい、幸水。せっかく手に入れたなら、その魅力を余すことなく堪能したいですよね◎

ここでは、幸水の美味しい食べ方について紹介します。基本の切り方からアレンジレシピまで、美味しく食べるためのコツを詳しく紹介するので、幸水を手に入れた際はぜひお試しください!

幸水の基本の切り方

幸水を含む梨は、追熟の必要がない果物。購入後は、できるだけ早く食べるのがおすすめです。まずは生でくし切りにして食べると、幸水本来の美味しさをダイレクトに感じられますよ◎

くし切りにする際の手順は、以下を参考にしてください。

  1. まずは皮の表面をよく洗い、水気を取ります
  2. 皮を剥く前に実を縦4等分に切ります
  3. 4等分にした実を更にそれぞれ半分に切ります
  4. 真ん中の軸の部分をそぎ取ります
  5. 最後に皮を薄く剥いて完成です

完熟した幸水は、軸側よりもお尻側の方が甘い傾向にあります。そのため軸側からお尻側に向かって順番に食べると、最後まで甘みがしっかりと感じられ、食べ終わった後も幸水の甘い味と香りが口の中に残り続けますよ。

甘みが足りない幸水を美味しくする裏技

スーパーで梨を購入していざ食べてみると、甘みをあまり感じられなかったという経験がある人も少なくないはず。せっかく楽しみにしていた幸水の味が期待はずれだと、悲しくなってしまいますよね。

そんなときは、梨を甘くする裏技を試してみてください。やり方は、やや薄めのくし切りにして砂糖をまぶし、保存容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。これだけで、翌朝には甘くてみずみずしい、美味しい梨へと大変身します。

この方法で梨が美味しくなる理由は、浸透圧にあるといわれています。砂糖に漬け込むことで梨から余分な水分が抜けて、甘みと旨味だけが濃縮された美味しい梨へと生まれ変わりますよ◎

幸水のおすすめアレンジレシピ

幸水は、非常に食味に優れた梨なので、もちろん生で食べるのが最もおすすめですが、アレンジしても美味しく食べられます。

定番のコンポートは、カットした果肉とお砂糖、水を鍋で煮込むだけ。誰でも簡単に作ることができ、長期保存にも向いています。

また、幸水は甘みだけでなく爽やかな酸味も持ち合わせているので、サラダに加えたり、すりおろして肉料理のソースとしても活用できます!

お中元などで幸水がたくさん手に入ったときは、ぜひ試してみてくださいね◎

まとめ

今回は、梨の人気品種、幸水について紹介しました。

幸水は、日本で最も多く栽培されている梨で、その人気は全国各地に広まっています。旬の時期は8月上旬から中旬にかけてですが、ハウスものは7月上旬から出回っていることもあるので、逃さずゲットしたい人はこの時期から売り場をチェックしておきましょう!

ジューシーな甘みと、シャキシャキとした歯ごたえを合わせ持つ、幸水。贈答品やふるさと納税の返礼品としても人気なので、気になる人は各産地の通販サイトをぜひ覗いてみてくださいね◎

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