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ル・レクチエはどんな洋梨? ル・レクチエの特徴や旬の時期、由来について解説!

ル・レクチエはどんな洋梨? ル・レクチエの特徴や旬の時期、由来について解説!

「ル・レクチエ」とは洋梨の品種の1つで、「幻の洋梨」や「洋梨の貴婦人」と呼ばれています。国内では「ラ・フランス」に次いで多く栽培されており、徐々に人気が高まっています。

今回はそんな洋梨、ル・レクチエの特徴について紹介します。ル・レクチエとは一体どんな洋梨なのか、味わいや旬の時期など詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね◎

ル・レクチエとは?

ル・レクチエの栽培は洋梨の中でもかなり難しいといわれていて、世界的にも数が少ない品種です。その希少性から「幻の洋梨」と呼ばれるほど。

そんなル・レクチエが、なぜ日本では2番目に多く栽培される洋梨となったのか、気になりますよね。まずはル・レクチェの特徴や栽培の歴史について、見ていきましょう!

特徴

ル・レクチエは洋梨の中でも果皮にサビが少なく、艶のある美しい見た目が特徴です。熟すと鮮やかなブライトイエローに色付き、店頭に並んでいる姿はパッと目を引きます。

また、糖度は16度以上と非常に高く、上品でまったりとした甘みを感じられます。果肉は緻密で口当たりが良く、ザラつきのない滑らかな食感を持ち合わせています。

主な産地

食味に優れたル・レクチエですが、その栽培には多くの手間がかかり、原産国のフランスでもあまり作られていません。そんなル・レクチエを、国内で最も盛んに栽培しているのは、新潟県です。

ル・レクチエは新潟県に最初に導入された洋梨で、現在では県を代表する特産品となっています。新潟県のル・レクチェの生産量は、全国シェアのうち約80%を占め、年間100トン以上も出荷しています。

旬の時期

ル・レクチエの収穫は10月下旬から11月にかけて行われ、洋梨の中では晩生といわれています。また、ル・レクチエを含む洋梨は追熟が必要な果物なので、収穫された後、一定期の貯蔵期間を経てから市場に出荷されます。

ル・レクチエの場合、1カ月程の追熟が必要なため、食べ頃の旬を迎えるのは11月下旬頃となります。市場には、11月下旬から12月中旬頃にかけて出回っています。


歴史

ル・レクチエは元々フランスで誕生し、明治36年頃に日本へと渡ってきました。新潟県白根市に住む農家、小池左右吉氏が苗を取り寄せたことから、日本でのル・レクチェ栽培がはじまります。

当時は栽培が難しく、なかなか収穫に繋げることができませんでしたが、研究を重ね、次第に栽培方法が確立されていきました。すると、その味わいや食感が評判となり、ル・レクチェの人気は新潟県を中心に広まっていきました。

値段

ル・レクチエは味、香り、食感に優れた洋梨品種で、その数は少なくとても貴重です。その分、値段はややお高めでちょっとした高級品。ラ・フランスと比較しても、1.5倍~2倍程の価格で販売されていることが多いでしょう。

スーパーなどで購入できる小ぶりなものは、1個あたり300円前後、青果店や百貨店では500円~800円程度が相場です。また、贈答用になると、3kg(7~11個入り)あたり6,000円~7,000円が相場となっています。

2023年人気ランキング

※2023年売上データ

他の品種とどこが違うの?

洋梨には主に26種類もの品種があり、それぞれ違った個性を持っています。その中でもル・レクチエは甘みと口当たりの良さ、芳醇な香りに優れ、その上品な味わいから「洋梨の貴婦人」とも呼ばれています。

同じく人気品種のラ・フランスと比較すると、ラ・フランスは甘みと酸味のバランスに優れた、果物らしい爽やかな味わいなのに対し、ル・レクチエはまるでスイーツのような、ふくよかで濃厚な甘みが特徴です。

ル・レクチエの美味しい食べ方や調理方法は?

ここからは、ル・レクチエの美味しい食べ方について紹介します。ル・レクチエは世界的に希少な洋梨で、リッチな果物。せっかく手に入ったなら、最後まで美味しく味わいたいですよね。

ル・レクチェの基本の切り方やおすすめのアレンジレシピなど、大きさや時期に合わせた食べ方を紹介するので、ぜひ参考にしてください!

ル・レクチエの基本の切り方

よく熟して食べ頃を迎えたル・レクチエは、くし切りにして、生で食べるのが最もおすすめです。ル・レクチェの果肉はとても柔らかいので、以下の手順で慎重にカットしましょう!

  1. 皮の表面を優しく洗い、水気を拭き取ります
  2. 皮を剥く前に実を縦半分に切ります
  3. 更に縦半分を3等分に切ります
  4. 真ん中の軸の部分をリンゴのようにそぎ取ります
  5. 最後に皮を薄く剥いて完成です

カットしたル・レクチェは果汁が滴り落ちることもあるため、手早くお皿に盛り付け、食べるときはフォークを使ってください。また、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れておくと果肉がひんやりと冷えて、より甘くジューシーな味わいになりますよ◎

未熟なル・レクチエは自宅で追熟

ル・レクチエは、収穫されてから約1カ月かけて追熟させてから出荷されています。しかし店頭に並んでいるものの中には、まだ十分に熟しておらず、食べ頃でないものが含まれていることも。

そんなときは、自宅で更に追熟させてから食べるのがおすすめです。ル・レクチエは暖かいほど早く追熟が進み、涼しいとスローペースになります。そのため全体に青みがかっていて、まだ食べ頃ではないと一見して判断できるものは、暖かい場所で追熟させると良いでしょう◎

逆に、食べ頃かどうかぱっと見で判断できないものは、風通しの良い涼しい場所、または冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

食べ頃を過ぎたル・レクチエのアレンジレシピ

もし自宅で保管していたル・レクチェが食べ頃を過ぎてしまった場合も、捨ててしまうのはもったいないので、美味しくアレンジして頂きましょう!

食べ頃のときに比べて食感は劣るもの、味や香りに変わりがない場合は、ミキサーにかけてジュースにするのがおすすめです。少しレモン果汁を加えると、ル・レクチェの甘みが一層引き立ち、爽やかな香りも楽しめますよ。

また、加熱してから食べたいときは、コンポートがおすすめ。お砂糖、水と一緒に鍋で煮込むだけの簡単調理なので、初心者でも手軽に作れますよ。コンポートは保存も効くので、ヨーグルトやトーストにかけて、色んな食べ方を楽しんでくださいね◎

まとめ

今回は、洋梨の人気品種、ル・レクチエの特徴について紹介しました。

ル・レクチエはフランス生まれの洋梨で、現在では世界的に生産量が少なく貴重な存在です。国内では新潟県が主な産地となっていて、全体の約80%が新潟県で栽培されています。

「洋梨の貴婦人」とも呼ばれる上品な味わいが特徴の、ル・レクチエ。旬の時期にはスーパーや百貨店などにも出回っているので、見かけた際はぜひ手に取ってみてくださいね!

新潟県に拠点を置くJA新潟かがやきでは、県内で採れた新鮮なル・レクチエを旬の時期に合わせていち早くお届けしています。ご近所さんへのちょっとした贈り物や、お呼ばれされた際の手土産にぴったりなル・レクチエを、産地直送でお取り寄せしてみませんか?気になる人は、ぜひJA新潟かがやきの公式ホームページをチェックしてくださいね◎

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