枝豆は、豊富な栄養素を含んでおり、離乳食に取り入れることで赤ちゃんの成長に役立ちます。また、枝豆を使ったレシピも豊富にありますが、枝豆を離乳食に取り入れる際には下処理やゆで方に注意が必要です。そこで今回は、成長時期に合わせた枝豆の離乳食の作り方を解説します。これから離乳食を作る方は、ぜひ参考にしてみてください。
枝豆は何ヶ月から食べられる?成長時期ごとの食べさせ方
枝豆は生後何ヶ月から食べられるのでしょうか。ここでは、枝豆を離乳食で食べさせる時期や成長時期に応じた食べさせ方を解説します。
枝豆が食べられるようになる時期
枝豆は生後9ヶ月の離乳食後期から食べられる野菜です。基本的には茹でてからすりつぶして食べさせることになりますが、成長時期によっては食感を残しても大丈夫です。詳しい食べさせ方は「成長時期に応じた食べさせ方」の項目をチェックしてください。
成長時期に応じた食べさせ方
枝豆を食べさせる場合は、成長時期によって調理方法を変えましょう。
<9〜11ヶ月ごろ>
丁寧に薄皮をとり、すりつぶしてから与えてください。また、枝豆の固さは、歯茎で潰せる程度まで柔らかくする必要があるので10分程度を目安に茹でましょう。
<12ヶ月以上>
9〜11ヶ月ごろと同じように食べさせる前に薄皮を取ります。この時期は、すりつぶさず包丁で刻んで食べさせてもOKです。ただし、喉に詰まらせないように細かく刻みましょう。また、固さも9ヶ月のころと同様にしっかり茹でたものを食べさせてください。
枝豆を離乳食に取り入れる際の注意点
ここでは、枝豆を離乳食に取り入れる際に注意したいことを解説します。
柔らかく茹でる
枝豆は固さがある野菜なので、そのまま食べさせるのはやめましょう。茹でた後すりつぶして与えるのが基本になります。茹でた後は固さをチェックを忘れないようにしてください。もし、枝豆が固すぎる場合は再度茹でましょう。
薄皮を取り除く
枝豆には薄皮があります。これを取り除かないと乳児が食べた時に喉に詰まらせてしまう恐れがあるので注意が必要です。さやから豆を取り出したら、必ず薄皮も取り除きましょう。
塩分に気を付ける
市販で売っている枝豆は塩を使って下処理しており、塩分が強い可能性があります。そのため、できるだけ自分で枝豆を用意して離乳食に使うのがおすすめです。
アレルギーはないか
大豆アレルギーの場合枝豆は食べられません。乳児に枝豆を初めて食べさせる場合は、あらかじめアレルギー検査を受けておくのが良いでしょう。万が一アレルギーを持っていた場合、かゆみなどの症状が出ることがあります。
枝豆を使った離乳食の基本レシピ
ここでは、枝豆を使って作る離乳食のレシピを紹介します。
枝豆のすりつぶし
生後9ヶ月から枝豆を食べさせる場合、下記のレシピを参考に作ってみてください。また、記事内でも解説した通り、ある程度成長して生後12ヶ月以上になったら、すりつぶさずに包丁で細かく刻んだものを与えても大丈夫です。
材料
- 枝豆 (食べる分だけ)
レシピ
- 枝豆をよく洗い、汚れを落とす
- 鍋にたっぷり水を入れて枝豆を追加し、様子をみながら10分程度加熱する※サヤから取り出し、手で潰せるか確認
- さやから豆を取り出し、薄皮をとる
- すり鉢ですりつぶす
枝豆のポタージュ
枝豆をポタージュにしたレシピです。固さがあると枝豆は食べさせられませんが、すりつぶしてポタージュにすれば乳児でも美味しく食べられます。他の料理と一緒に汁物として食卓に出せます。
材料
- 枝豆 10g
- ジャガイモ 1/4
- 牛乳 50g
レシピ
- 枝豆を茹でて薄皮を取る
- 下処理した枝豆をすり潰す
- ジャガイモを茹でてすりつぶす
- 鍋にすりつぶした枝豆とジャガイモ、牛乳を入れて中火で加熱する
まとめ
今回は、枝豆を離乳食で食べさせる時期や成長に合わせた食べさせ方について解説しました。枝豆は固さがある食べ物なので、離乳食で食べさせる時は茹でる時間を長くして、すりつぶしたり細かく刻む必要があります。また、薄皮が喉に詰まってしまったり、塩分の取り過ぎにならないように気を付けるなど、食べさせる時には注意すべきポイントがたくさんあります。これから枝豆を離乳食で食べさせようと考えている方は、注意して与えましょう。