ビールのおつまみにも人気の枝豆ですが、そもそも枝豆とはどのような食べ物なのでしょうか。その歴史や主な産地など、ご存知な方は少ないはずです。
この記事では、枝豆とはどんな食べ物なのか、枝豆の種類や特徴などを解説します。
枝豆とは?枝豆の魅力は?
枝豆とは、完熟する前の大豆のことです。
野菜に分類される枝豆ですが、完熟して大豆になると豆類になります。枝豆には、青豆、茶豆、黒豆の3種類があり、一般的な枝豆のイメージは、緑色の青豆です。
枝豆の魅力は、カロリーが低いのに、大豆と同様に栄養が豊富な点です。また、枝豆に含まれているビタミンB1、B2にはアルコールの分解をサポートする役割があります。ダイエットだけでなく、お酒のおつまみにもぴったりです。
枝豆の主な産地は?
枝豆の主な産地は、北海道、群馬県、千葉県などです。
北海道では8月から9月頃、群馬県では7月から8月、千葉県では6月から7月、10月に旬を迎えます。
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※2023年9月~2024年8月のデータ日本の枝豆栽培の歴史
日本における枝豆栽培の歴史は、詳しいことはわかっていません。
縄文時代の土器から、大豆らしい植物圧痕が発見されていますが、いつ頃から栽培が始まったのかは定かではないようです。ちなみに大豆に関しては、4000年ほど前の中国で既に栽培が始まっていたといわれています。
枝豆の代表品種と旬の時期
ひとくちに枝豆といっても、品種はさまざまです。ここからは、枝豆の代表的な品種と旬の時期をご紹介します。
だだちゃ豆
枝豆の代表的な品種の1つ目は「だだちゃ豆」です。
だだちゃ豆は山形県で栽培されている人気の枝豆で、旬の時期は7月下旬から9月中旬頃となっています。サヤの表面が茶色のうぶ毛で覆われている茶豆の一種で、強い甘さと旨味が特徴です。山形県を代表する名産品でもあります。
くろさき茶豆
枝豆の代表的な品種の2つ目は「くろさき茶豆」です。
くろさき茶豆は新潟市西区黒崎地区で栽培されている茶豆で、旬の時期は7月末から8月上旬です。流通する期間が短く、産地である新潟県内でも手に入りにくいといわれています。
茹で上がりはポップコーンのような香ばしい香りで、コクと甘みも段違い。一度食べたら病みつきになるはずです。
また、くろさき茶豆は、枝豆で初めて地理的表示保護制度に登録された品種でもあります。「新潟といえばくろさき茶豆」という印象を抱かせる枝豆ですね。
丹波黒枝豆
枝豆の代表的な品種の3つ目は、「丹波黒枝豆」です。丹波黒枝豆にはそれぞれ旬の時期が異なる、早生と本黒という品種があります。
早生は7月から9月に収穫され、あっさりとした味わいの枝豆です。
本黒は、ひとくち食べるとしっかりとしたコク・旨味が味わえます。10月頃から2週間程度しか収穫されない希少な品種です。
美味しい枝豆の特徴は?見分け方・選び方のコツ
生の枝豆を購入する際は、なるべく枝付きのものを選ぶようにしましょう。
スーパーではあまり見かけないかもしれませんが、枝付きの枝豆は新鮮な証拠です。枝付きなら、採れたてのフレッシュな枝豆が食べられます。また、ひとつの枝に枝豆がギュッと密集しているものを選ぶのがおすすめです。
枝がついていない場合は、サヤにしっかりとうぶ毛がついていて、ふっくらとしている物を選ぶようにしましょう。
まとめ
枝豆とは、完熟する前の大豆のことです。ヘルシーなのに栄養も豊富なことから、ダイエットやお酒のおつまみにもおすすめですよ。
美味しいといわれている枝豆の代表的な品種は、だだちゃ豆、くろさき茶豆、丹波黒枝豆などです。なかなか手に入らないレアな品種もあるので、見かけたらぜひ購入してみてくださいね。