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【管理栄養士監修】枝豆を食べ過ぎたらどうなる?食べ過ぎによる体への影響と、適切な量の摂り方

【管理栄養士監修】枝豆を食べ過ぎたらどうなる?食べ過ぎによる体への影響と、適切な量の摂り方
鈴木 亜子
監修者

鈴木 亜子

管理栄養士

枝豆は美味しくて栄養価も高い食材ですが、食べ過ぎには注意が必要です。枝豆を食べ過ぎると、健康に悪影響を及ぼしたり栄養が偏ったりする可能性があります。

本記事では枝豆の食べ過ぎによるデメリットや適切な量について解説します。枝豆を美味しく食べるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

枝豆を食べ過ぎるとどうなる?

まず、枝豆を食べすぎるとおこる体の症状について解説します。枝豆を食べすぎると、下記のような症状が起こる可能性があり、注意が必要です。

下痢や腹痛を引き起こす

枝豆は食物繊維が含まれています。食べ過ぎは消化不良を起こし、下痢や腹痛の原因となる可能性があります。また、整腸作用のある食物繊維を適量摂取することは便秘の解消に効果的ですが、摂り過ぎるとかえって便秘を悪化させる恐れもあります。

カロリーオーバーになる

枝豆は他の野菜に比べて、たんぱく質や脂質が豊富に含まれており、それに伴いカロリーも高めです。食べ過ぎるとカロリーオーバーになり、体重が増加する可能性があるため注意しましょう。

栄養が偏る

枝豆は栄養豊富な野菜ですが、枝豆だけで体に必要な栄養を全て補えるわけではありません。枝豆を食べ過ぎることで、結果的に枝豆だけ食べている状態になると、栄養が偏ってしまうリスクが高まります。他の食品とあわせて、バランスよく食べることを心がけましょう。

枝豆の適切な量とは?

1日に食べる枝豆の適量に明確な定めがあるわけではありませんが、さや付きで100g程度を目安にするとよいでしょう。ついつい食べ過ぎてしまう枝豆ですが、食事の栄養バランスを整えるためにも、他の食材と上手に組み合わせて食べるのがおすすめです。

枝豆に含まれる栄養は?

ここでは、枝豆に含まれる栄養について解説します。


たんぱく質

たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成される物質で、エネルギー源となるほか筋肉や毛髪、皮膚などを構成する重要な栄養素です。その他ホルモンや酵素、抗体などの成分でもあるため、体調維持にも欠かせません。

ビタミンB1

ビタミンB1は、食事で摂取した糖質からエネルギーをつくり出すことに関与する栄養素です。体を動かすエネルギーの供給をスムーズにすることから、十分摂取することで疲労回復が期待できるといわれています。

カリウム

カリウムは体に必須のミネラルの一つで、体内の余分なナトリウム(塩分)を体の外に出してくれる作用があります。塩分の摂り過ぎを調節してくれるため、十分摂取することで血圧の上昇や体のむくみの予防・改善に効果的です。

イソフラボン

イソフラボンは、主に大豆に多く含まれているポリフェノールの一種です。枝豆にも含まれていますが、大豆ほど含有量は多くありません。イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをする成分で、女性の心身の健康維持に役立つとされています。また、エストロゲンが減少する閉経後の女性でリスクが高まる症状が骨粗しょう症です。イソフラボンを摂取することで、この骨粗しょう症の予防や改善に効果的であるといわれています。

メチオニン

野菜の中でもたんぱく質が豊富な枝豆には、必須アミノ酸の一つであるメチオニンも多く含まれています。メチオニンの適量摂取は肝臓への脂肪蓄積を抑制し、結果的に肝機能を正常に保つ作用が期待できます。

まとめ

今回は、枝豆を食べ過ぎた時におこる症状とデメリットについて解説しました。

筋肉の材料となるたんぱく質や疲労回復を助けてくれるビタミンB1など、栄養豊富な枝豆は美容や健康にピッタリの野菜です。食べ過ぎには注意しつつ、旬の美味しい枝豆を楽しみましょう。

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鈴木 亜子
監修者

鈴木 亜子

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。