鮮やかな緑色が食欲をそそる、旬の枝豆。しかし、一度にたくさん手に入った際、保存方法に悩むという方も多いのではないでしょうか。枝豆は意外と日持ちが短く、収穫後からだんだんと風味が落ちてしまうため、適切に保存しなければ本来の美味しさを味わうことができません。
この記事では、そんな枝豆の保存方法について詳しく解説します。冷蔵・冷凍による保存テクニックや期間、大量消費に役立つアレンジレシピも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎
枝豆はどの方法で保存できる?
枝豆は冷蔵か冷凍で保存するのがおすすめです。生の枝豆は常温で保存すると傷みやすく、長くても2日ほどしか日持ちしません。また、常温に置くと糖分が分解されやすく、枝豆の風味や栄養が損なわれてしまうおそれがあるためおすすめできません。
特に、直売所や産地直送の通販サイトなどで購入した新鮮な枝豆は、その美味しさをキープするためにも、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
枝豆の美味しさをキープする保存テクニックと日持ち
ここでは、枝豆の美味しさをキープするための保存テクニックと日持ちを紹介します。
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※2023年9月~2024年8月のデータ冷蔵保存
枝豆を冷蔵保存する場合は、下記の手順で行いましょう。
手順
- 枝付きの枝豆の場合は、まず枝からさやを切り離します。
- 枝豆をよく洗い、汚れを落とします。
- 洗った枝豆を濡れた新聞紙で包みます。新聞紙がない場合は、キッチンペーパーでも代用可能です。
- 包んだ枝豆をポリ袋に入れ、口を軽く縛って冷蔵庫の野菜室で保存します。
日持ちは2~3日程度
以上の方法で冷蔵保存した枝豆は2~3日ほど美味しさをキープできます。ただし、枝豆は鮮度が落ちやすくあまり日持ちしないため、できるだけ早く食べきることをおすすめします。
冷凍保存
枝豆を冷凍保存する場合は、下記の手順で行いましょう。
手順
- ハサミを使って、枝豆のさやを枝から外します。
- 豆に塩を振って軽く揉み込み、5分ほど置きます。これにより、アクや汚れが出てきます。
- アクを洗い流し、枝豆を水でよく洗います。その後、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
- 枝豆を冷凍用保存袋に入れ、できるだけ平らにして空気を抜き、袋の口をしっかり閉じます。
- 保存袋を金属トレイにのせ、冷凍庫に入れます。
日持ちは1カ月程度
冷凍することで、枝豆の美味しさをキープしたまま1ヶ月ほど保存できます。ただし、生の状態とは茹で時間が異なり、調理にコツが必要になるため、たくさんあって数日では消費しきれそうにないときにぜひお試しください。
茹でてから保存
枝豆は、茹でてから保存することもできます。
手順
- 枝豆を枝から切り離し、水でよく洗います。
- さやの両端をキッチンバサミで少し切り落とし、塩を振りかけて揉み込みます。
- 鍋にたっぷりの水を沸かし、枝豆の重さの約4%の量の塩を加えます。
- 枝豆を少し固めに約3〜5分間茹でます。
- 茹で上がったら、ザルに上げて水気を切り、うちわや扇風機で急速に冷やします。
- 冷蔵:冷めた枝豆を密閉できる保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。湿らせた新聞紙やペーパーで包むと乾燥を防げます。
- 冷凍:粗熱が取れたら、冷凍用の保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封します。平らにして冷凍庫に入れます。
日持ちは冷蔵で2~3日、冷凍で1カ月程度
茹でてから保存した場合も、生のまま保存した枝豆と同様の日持ちです。冷凍する場合は、一度茹でてからの方が調理しやすいためおすすめです。解凍する際は、600Wの電子レンジで3~4分ほど加熱するとホクホクの食感に仕上がりますよ。
枝豆を大量消費できるアレンジレシピ4選
ここでは、枝豆を大量消費できるアレンジレシピ4選を紹介します。新鮮な枝豆は、シンプルな塩ゆでにして食べるのが最もおすすめですが、料理に活用することで大量消費できますよ。
枝豆とチーズ焼き
材料
- 枝豆 適量
- とけるチーズ 2枚(調節してOK)
- ブラックペッパー 適量
作り方
- 枝豆を綺麗に洗って汚れを落とす
- さやから中の豆を取り出す
- フライパンに火つけて、油をひく
- さやから取り出した豆をフライパンの中に入れて弱火で炒める
- チーズを追加してカリカリになるまで炒める
- 皿に取り出してブラックペッパーをかける
- 食べやすいように一口サイズにカットする
枝豆揚げ
材料
- 枝豆 好きなだけ
- 小麦粉 適量(枝豆の量に合わせる)
- 塩胡椒 適量
作り方
- 枝豆を洗って汚れを落とす
- サヤから豆を取り出す
- ボールに枝豆を入れて小麦粉をまぶす
- フライパンに油を入れて枝豆を入れる
- 揚がったら塩胡椒をふる
枝豆の炊き込みご飯
材料
- 枝豆 適量
- 米 2合
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さ1
- 酒 大さじ1
- 油あげ 半分
- にんじん 半分
作り方
- 枝豆をよく洗い、さやから取り出す
- 米を研いで2合まで水を入れる
- 油あげを一口サイズにカットする
- にんじんを洗い、皮をむいてから細切りにする
- 醤油やみりん、酒、油あげを炊飯器に入れる
- スイッチを入れて炊く
枝豆のシンプル炒め
材料
- 枝豆 適量
- 醤油 大さじ2
作り方
- 枝豆を洗って汚れを落とす
- フライパンに火をつけ、油をひく
- フライパンに枝豆と醤油を入れて中火で炒める
- 焼き色がついたら火を止める
まとめ
今回は、枝豆を美味しく保存する方法と保存期間について解説しました。
枝豆は、冷蔵保存した場合は2〜3日ほど日持ちします。しかし、鮮度が落ちやすく、次第に風味や味わいが損なわれてしまうため、すぐに食べきれそうにないときは、早めに冷凍保存に切り替えましょう。冷凍保存だと約1ヶ月ほど日持ちします。また、一度茹でてから保存することで、解凍時間や調理の手間も短縮することができます。
旬の枝豆を賢く保存して、その美味しさを存分に堪能しましょう◎