皆さんは、「茶豆」と「枝豆」の違いを知っていますか? 茶豆と枝豆は見た目が似ているため、つい混同してしまいがちですよね。しかし、実はこの2つの豆は微妙に異なる存在なのです。この記事では、茶豆と枝豆の違いについて解説します。さらに、美味しい茶豆の保存方法やレシピも紹介しますので、この夏、美味しい茶豆を味わいたい人はぜひ参考にしてくださいね◎
茶豆とは
茶豆とは、枝豆の品種の一つで、薄皮が茶色いのが特徴です。また、莢(さや)の毛も茶色く、この独特の色味から「茶豆」と呼ばれています。茶豆は、枝豆と比べて見た目や味わいが異なるため、多くの販売店で枝豆とは別物として扱われています。主な産地は新潟県や山形県で、特に新潟県で栽培されている「新潟茶豆」や「新潟あま茶豆」は、噛めば噛むほど強く感じられる奥深い旨みが特徴で、地域を代表する特産品の一つとなっています。
「枝豆」と「茶豆」の味・栄養の違いとは?
ここでは、「枝豆」と「茶豆」の味・栄養の違いについて解説します。
人気ランキング
※2023年9月~2024年8月のデータ「枝豆」と「茶豆」の味の違い
「枝豆」は、ほんのりとした甘みがあります。一方、「茶豆」はしっかりとした甘みがあるのが特徴で、一粒一粒に強い甘みと旨みが感じられます。また、ホクホクとした食感があり、香りが良いことも茶豆の魅力です。
枝豆も茶豆も品種によって味が若干異なるので、いくつか食べ比べてみて、好みの品種を見つけてみるのもおすすめですよ。
「枝豆」と「茶豆」の栄養の違い
「枝豆」には、肌にツヤやハリをもたらしてくれるイソフラボンや、疲労回復効果が期待できるビタミンB1、二日酔い防止に役立つメチオニンなどの栄養が含まれています。「茶豆」も枝豆の品種の1つなので、ほとんど含まれている栄養に違いはありません。
「枝豆」と「茶豆」はどっちが美味しい?
枝豆と茶豆は味わいや食感が異なり、好みによってどちらが美味しいと感じるかは人それぞれです。枝豆にはクセがなく、ほんのりと優しい甘みがあり、塩ゆでだけでなく、天ぷらや炊き込みご飯など幅広い料理に活用できます。一方、茶豆には豆特有の風味としっかりとした甘みがあるため、まずはシンプルな塩ゆでにして食べるのがおすすめです。
しかし、枝豆と茶豆はどっちが美味しいというわけではなく、用途や好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。
茶豆の保存方法は?
茶豆は、常温で保存すると風味や味が落ちてしまいます。また、意外と日持ちも短いため、購入後はすぐに冷蔵保存、または冷凍保存するのがおすすめです。冷蔵で保存した場合は3〜4日程度、冷凍で保温した場合は約1ヶ月程日持ちします。
茶豆を冷蔵保存する方法
茶豆を冷蔵保存する際の手順は以下の通りです。
生のまま保存
- 枝つきの枝豆の場合は、カットしないで新聞紙に包む
- 冷蔵庫へ入れてで保存する
茹でてから保存
- 枝つきの枝豆の場合はサヤを枝から外す
- 塩をかけて揉み込む
- お湯を沸かして枝豆を5分ほど茹でる
- ザルにあげて水気をきる
- ポリ袋に入れて冷蔵庫へしまう
茶豆を冷凍保存する方法
茶豆を冷凍保存する際の手順は以下の通りです。
生のまま保存
- 枝つきの枝豆の場合はサヤを枝から外す
- 水で洗ってザルにあげたあと、水気をとる
- ジプロックに入れて冷凍庫へしまう
茹でてから保存
- 枝つきの枝豆の場合はサヤを枝から外す
- 塩をかけて揉み込む
- お湯を沸かして枝豆を1〜2分ほど茹でる
- ザルにあげて水気をきる
- ジプロックに入れて冷凍庫へしまう
茶豆を使った簡単レシピを紹介!
茶豆は、シンプルな塩ゆでにして味わうのが最もおすすめですが、料理に活用しても美味しくいただけます。ここでは、茶豆を使った簡単レシピを紹介しますので、ご家庭でぜひお試しください。
茶豆の炊き込みご飯
茶豆の炊き込みご飯は、枝豆とは一味違った豊かな風味と豆の旨みを存分に楽しめる一品です。
材料
茶豆
- にんじん 1/4
- しめじ 1/2パック
- 油揚げ 1つ
- 米 2合
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
レシピ
- 茶豆をさやから外して豆を取り出す
- にんじんの皮をむき、細切りする
- 油揚げを短冊切りする
- しめじを水で洗ってほぐす
- お米を水で洗い2合分水を入れる
- 1〜4で切った野菜や油揚げを炊飯釜に入れる
- 醤油・酒・みりんを炊飯釜に入れる
- 炊飯器のスイッチを押して炊く
茶豆のカリカリチーズ焼き
茶豆のカリカリチーズ焼きは、茶豆の甘みとチーズの香ばしさが絶妙にマッチした、おつまみにピッタリな一品です。
材料
- 茶豆
- チーズ
レシピ
- 茶豆をさやから外して豆を取り出す
- フライパンにオリーブオイルをひいてチーズと入れる
- チーズの上に全体的に茶豆をのせる
- 様子をみながら中火で5分ほど加熱する
- 焼き色がついたら火を止める
- 熱が取れたら食べやすいサイズにカットする
茶豆のリーフレタスサラダ
茶豆のリーフレタスサラダは、手軽に作れて栄養満点な一品です。野菜はお好みのものを使ってもOKです。
材料
- 茶豆 適量
- シーチキン 半分
- リーフレタス 適量
- プチトマト 3〜4個
レシピ
- 茶豆をさやから外して豆を取り出す
- リーフレタスをさっと水で洗う
- プチトマトを半分にカットする
- 茶豆とリーフレタス、トマト、シーチキンをボールに入れてさっと混ぜる
まとめ
今回は、枝豆と茶豆の違いについて解説しました。茶豆は枝豆の品種の一つで、薄皮や莢の毛が茶色いことから茶豆と呼ばれています。味は枝豆に比べて甘みや旨みが強く、ホクホクした食感と豊かな香りを楽しめるのが特徴です。
茶豆の中でも人気な新潟県産あま茶豆は、JA新潟かがやきの公式通販サイトから購入できます。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね◎