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豊水はどんな梨?豊水の特徴や旬の時期、由来について解説

豊水はどんな梨?豊水の特徴や旬の時期、由来について解説

さっぱりとみずみずしい味わいが楽しめる、梨の人気品種、「豊水」。毎年秋になると、店頭にずらりと並んだ豊水を見かけることも多いですよね。

今回は、そんな豊水の特徴について紹介します!味や旬の時期、他の品種との違いなど詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね♪

豊水とは?

豊水とは、梨の代表格といえる品種の1つで、「幸水」、「新水」と共に「梨の三水」と呼ばれています。

梨の中でも人気が高く、生産量も多い豊水ですが、一体どんな特徴を持っているのでしょうか。まずは豊水の特徴や旬の時期などについて、詳しくみていきましょう!

特徴

豊水の特徴は、甘みと酸味のバランスに優れた、爽やかで芳醇な味わいです。重さは350~400gと比較的大玉で、柔らかく滑らかな果肉にはたっぷりと果汁が含まれています。

糖度は平均13度と、同じく人気品種の「幸水」と同程度ですが、豊水には程よい酸味もあり、よりさっぱりと食べられます。

主な産地

豊水は、幸水に次いで日本で2番目に多く栽培されている梨品種です。全国的に人気が高く、北から南まで広い地域で盛んに栽培されています。国内の豊水の主な産地と全国シェアは以下の通りです。

  1. 千葉県 18.53 %
  2. 福島県 11.8 %
  3. 茨城県 10.45 %
  4. 栃木県 8.88 %
  5. 長野県 5.02 %
  6. 熊本県 5%
  7. 大分県 5%
  8. 徳島県 4%

豊水の生産量1位は千葉県で、全国シェアは18.53%です。千葉県は日本を代表する梨産地で、他の品種の栽培も盛んです。主に関東圏を中心に栽培されている梨ですが、豊水は九州や四国などの地域でも多く栽培されています。

旬の時期

豊水は8月下旬に収穫を迎え、市場に出回りはじめます。関東圏では9月中旬頃、九州や四国では9月下旬頃が最も旬の時期となります。

豊水は毎年10月末頃までスーパーなどにも出回っていますが、10月に入ると一気に数が減り、手に入り辛くなります。そのため確実にゲットしたい人は、出盛りの9月上旬から下旬の間に購入するのがおすすめです◎

歴史

豊水は「幸水」と「イ-33」の交配により、農研機構果樹研究所で誕生した赤梨の品種です。品種登録されたのは昭和47年で、親である幸水のように、みずみずしい梨になってほしいという願いから、豊水と名付けられました。

その願いの通り、豊水は果汁が豊富で幸水にも引けを取らないほどみずみずしく、ジューシーな梨として人気の品種となりました。

値段

豊水の値段は、時期によってやや変動します。スーパーなどでは、出回りはじめの8月下旬頃で1個あたり400円前後、出荷のピークを迎える9月に入ると300円前後が相場となっています。

また贈り物としても人気の高い、高品質な豊水は3kg(6~9玉入り)あたり3,000円~4,000円程の価格で販売されていることが多いです。

他の品種とどこが違うの?

豊水は、強い甘みの中に程よい酸味も感じられ、梨の中でも爽やかな味わいが特徴です。他の品種と比べてもその食味は良好で、果肉は柔らかくジューシーです。

また豊水は親である幸水の性質を濃く受け継いでおり、この2つはよく似た品種として扱われることが多いです。しかし食べ比べてみると、豊水の方がさっぱりとしていて、口当たりは滑らかです。

豊水の美味しい食べ方・調理方法は?

豊水は、贈答品やふるさと納税の返礼品としても人気!もしたくさん手に入ったなら、色んな食べ方を試してみたいですよね。

ここからは、豊水の美味しい食べ方について紹介します!生食はもちろん調理しても美味しく食べられる、豊水。その魅力を余すことなく堪能したい人は、ぜひ試してみてください◎

豊水の基本の切り方

旬の豊水を手に入れたら、まずは生でその魅力を存分に味わいましょう!冷蔵庫で軽く冷やしてからくし切りにすると、豊水の甘みやみずみずしさをよりしっかりと感じられますよ。くし切りにする際の手順は、以下を参考にしてください。

  1. まずは皮の表面をよく洗い、水気を取ります
  2. 皮を剥く前に実を縦4等分に切ります
  3. 4等分にした実を更にそれぞれ半分に切ります
  4. 真ん中の軸の部分をそぎ取ります
  5. 最後に皮を薄く剥いて完成です

くし切りにした豊水は、ぜひ軸側からお尻側に向かって食べ進めてみてください。梨はお尻側から順に熟していくので、最も糖分の詰まったお尻側を最後に食べることで、口いっぱいに豊水の甘みを感じることができますよ。

美味しさを長持ちさせる保存方法

豊水を含む梨は、追熟しない果物です。そのため収穫後はあまり日持ちせず、できる限り早めに食べきるのがおすすめです。しかし大量にあって、どうしても食べきれないこともありますよね。

そんなときは、梨の美味しさをできる限り長持ちさせられるよう、保存方法に注意しながら保管しましょう。梨は適度に冷やすことで甘みが増しますが、冷やし過ぎは返って品質を落としてしまいます。

そのため梨を保存する際は、1つ1つを新聞紙で包んでポリ袋などに入れ、しっかりと防冷対策した後、野菜室で保管するのがベストです。涼しい季節なら冷暗所でもOKですが、湿気や直射日光に注意し、風通しの良い場所を選んで保管するようにしましょう。

豊水のおすすめアレンジレシピ

新鮮なうちに、生で食べるのが最もおすすめな豊水ですが、大量にあって消費しきれないときや、食べ頃を過ぎてしまったときは、アレンジしても美味しく食べられます◎

梨といえば洋菓子の材料として人気ですが、中でもコンポートはカットした実とお砂糖、お水を鍋で煮込むだけの簡単調理!初心者でも手軽に作れて、長期保存に向いています。

また梨の中でもさっぱりとした味わいで、果肉が柔らかい豊水は、すりおろしてジュースにするのもおすすめ。のど越しが滑らかで飲みやすく、本来の甘みや香りを存分に楽しめますよ。

まとめ

今回は、梨の人気品種、豊水について紹介しました!

豊水は、幸水に次ぐ人気の梨品種で、日本で2番目に多く栽培されています。さっぱりとした甘みとみずみずしい食感が楽しめ、生食はもちろん調理しても美味しく食べられます!

旬の時期は9月上旬から下旬にかけてですが、地域によってやや異なるので、逃さずゲットしたい人はスーパーの売り場や各産地の通販サイトを随時チェックしてくださいね♪

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